やることリストが増える一方なのに、本当に重要な仕事は後回し…。 もし、あなたがそんな風に焦りや、もやもやした気持ちを感じているなら、ご安心ください。その正体は、あなたの能力不足でも、やる気のなさでもありません。
原因はただ一つ。頭の中が「散らかっている」だけなのです。
こんにちは。「あなたの可能性を、共に解き-放つパートナー」Unlock & Co.です。
この記事では、最新のアプリも、高価な手帳も使わない、「付箋と一枚の紙と一本のペン」だけで、ごちゃごちゃになった頭の中をスッキリ『ととのえる』具体的な3つのステップをご紹介します。
ツール不要だからこそ、誰もが今日から始められます。 この記事を読み終える頃には、”もや”の正体が分かり、心がスッと軽くなる「はじめの一歩」を踏み出せるはずです。
なぜ「まず、書き出す」ことが最強の整理術なのか？
そもそも、なぜ私たちの頭の中は、こんなにも散らかってしまうのでしょうか。
それは、やるべきことの「全体像」が見えていないからです。
まるで、たくさんの荷物が散らかった玄関のよう。どこに何があるか分からず、どこから片付ければいいかも分からない。だから、ただ立ち尽くして「ああ、忙しい…」と感じてしまうのです。
まるで、たくさんの荷物が散らかった部屋のよう。どこに何があるか分からず、どこから片付ければいいかも分からない。だから、ただ立ち尽くして「ああ、忙しい…」と感じてしまうのです。
デジタルツールを導入してもうまくいかないことが多いのは、この「散らかった状態」のまま、新しい家具（ツール）を無理やり置こうとしているからです。
大切なのは、まず部屋にある荷物をすべて一度外に出して、何があるのかを把握すること。 それと同じことを、あなたの頭の中でもやってみましょう。
ツール不要。「付箋と紙」で心を『ととのえる』3ステップ
ここからは、具体的なワークの時間です。 ぜひ、一枚の紙（裏紙やノートで十分です）と付箋、お気に入りのペンを用意してください。
STEP 1：【出す】思考整理の最初の一歩
最初のステップは、とにかく「すべて書き出す」ことです。 良い悪いも、大きい小さいも、今は一切判断しません。
- 仕事のタスク （〇〇さんへのメール返信、企画書の作成…）
- プライベートの用事 （子どもの予防接種予約、週末の買い出し…）
- 気になっていること （親への連絡、銀行の残高確認…）
- 将来の不安や願望 （スキルアップのための勉強、いつか行きたい旅行…）
思いつくまま、時間を計って付箋に書き出してみてください。書き始めから悩み過ぎると手が止まってしまいます。粒度は気にせず、まずは書き出すことが重要です。
「こんなことまで？」と思うような些細なことほど、あなたの思考の容量（メモリ）を圧迫しています。 これは、私たちの理念である「尊重から、進化は始まる」の第一歩。今のあなたの頭の中を、良い悪いを判断せず、まるごと受け止めてあげる、大切なプロセスです。
（例：〇〇についてまとめる、△△について調査する、今晩のおかずを考える、保険の更新をする、など）
STEP 2：【わける】思考整理のものさしで、情報を整理する
さて、頭の中がすべて「見える化」されたら、次はそれを整理していきましょう。 ここで使うのが、「緊急度と重要度のマトリクス」という、シンプルで強力な”ものさし”です。
このマトリクスは、世界的なベストセラー『7つの習慣』の著者であるスティーブン・コヴィーが提唱したものです。
紙に十字を書いて、4つの部屋を作ってみてください。 そして、先ほど書き出した項目を、以下の4つの部屋のどこに当てはまるか、振り分けていきましょう。
第1領域：緊急かつ重要（例：今日の夕方締切のタスク、クレーム対応）
すぐに対応すべき、いわば「目の前の火事」です。多くの人がこの領域に追われています。
第2領域：緊急でないが重要（例：スキルアップの勉強、長期的な計画、健康のための運動、家族との時間）
すぐには困らないけれど、あなたの未来を豊かにするための、最も大切な領域です。ここに時間を使うことこそが、心に『余白』を生む鍵となります。
第3領域：緊急だが重要でない（例：多くの電話やメール、一部の会議）
他者から求められることが多く、「忙しい」と錯覚させられる原因になりがちです。
第4領域：緊急でも重要でもない（例：目的のないネットサーフィン、暇つぶしのゲーム）
ストレス解消に必要な場合もありますが、意識せずに時間を使いすぎていないか、見直したい領域です。
どうでしょうか？ STEP 2で思考整理が完了し、あなたのタスクは可視化されました。あなたの「忙しさ」の正体が、少し見えてきたのではないでしょうか。
STEP 3：【選ぶ】未来を変える、「次の一歩」を決める
最後は、行動を決めるステップです。 ここで大切なのは、「一度に全部やろうとしない」こと。
振り分けたリストを見ながら、「今日、あるいは今週取り組むこと」を、たった一つだけ選んでみましょう。
おすすめは、第1領域から一つ、そして第2領域から一つ選ぶことです。 目の前の火事を消しつつ（第1領域）、未来への種まきも忘れない（第2領域）。このバランスが大切です。
例えば、「〇〇さんへのメール返信（第1領域）」と「週に一度、30分だけ勉強の時間を作る（第2領域）」というように。
この小さな一歩こそが、「今日よりも明日がもっと良くなる」と実感するための、何より尊い一歩です。この思考整理は、ツール不要だからこそ、誰でも継続できる習慣になります。
「余白」が生まれた頭で、次の一歩へ
お疲れ様でした。 一枚の紙の上で、あなたの頭の中は驚くほどクリアになったのではないでしょうか。
今回実践した「出して、わけて、選ぶ」という思考整理は、特別なスキルではありません。 しかし、この習慣が、日々の喧騒の中に「心と時間の『余白』」を生み出してくれます。
そして、思考が『ととのった』今、初めてデジタルツールはあなたの強力なパートナーになります。 今後の記事では、今回整理したタスクを、より効率的に、楽しく進めていくための具体的な方法もご紹介していきますね。
まずは、あなたが決めた「次の一歩」を、大切に踏み出してみてください。
もしよろしければ、あなたが決めた『次の一歩』を、ぜひコメントで教えてください。小さな宣言が、未来を変える大きな力になりますよ。
あなたの可能性を、共に解き放つパートナー Unlock & Co.